アニメも影響して輸入されたアライグマ・実はとてもキケンな動物です!

2015年10月、東京・秋葉原の繁華街に
アライグマが1頭出没し、警察や消防までが出動して
大捕り物劇が展開されたニュースがありました。

当時は、なぜアライグマがこんな街中で見つかったのか?
誰かが飼育していたのが、逃げだしたのではないか?
と、その出どころも話題となりましたが
それと同時に、アライグマは繁殖し、数を増やしているのでは?と推測もされました。

その推測は的中。じつは、この国にはアライグマが蔓延しています。
もともとアライグマは北米原産。外来動物です。
日本では、1960年代から各地の動物園などで飼育されていましたが
どこかの個体が逃げ出して、野生化が始まったといわれています。

アライグマが増えたのには、もうひとつの理由があります。
1970年代、アライグマと少年の友情を描いた、有名なアニメーションがキッカケです。
結果として、当時には、年間1500頭以上のアライグマがペットとして輸入されてたのですが
このアニメーションの罪深いところは
子熊時代のアライグマを、とてもかわいらしい
人懐っこい動物として描いてしまったことです。

実際のアライグマは、けっしてそうではありません。
荒っぽくて、乱暴で、人には決して懐きません。
飼い主に対しても、平気で噛む、引っ掻くなど、たいへん攻撃的です。
しかも大食漢とあって、とても一般家庭が飼育できる代物ではないのです。

じつは、このアニメーションでも、成長したアライグマがしだいに野生をむき出しにし
主人公の手に負えなくなって自然に還すシーンで終わります。

現実でも、同じことが起こったわけですね。
ペットとして飼いきれなくなった個体が大量に野外に放されたことによって
国内ではいまも、分布が急速に拡大しているのが現状なのです。

アライグマの繁殖で、警戒しなければいけないのは「感染症」の拡大です。
アライグマは、回虫やレプトスピラなどといった
人間にも感染しうる「人獣共通感染症」の病原体の媒介動物でもあります。
見かけたら、決して手を出したり、餌付けしたりせず
近くの市町村役場や、専門駆除業者に連絡して、駆除を依頼してください。

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